荒川区不登校支援ネットワーク

活動の概要と理念

ネットワークの概要

「荒川区不登校ネットワーク」を見ていただき、ありがとうございます。いま、全国的に不登校の生徒・児童が上昇傾向になっています。荒川区もおそらく例外ではないでしょう。ですが決して、お子さんが学校へ行けないことを「問題」だと思わないでください。文部科学省は、不登校児童生徒への支援について次のようにまとめています。

【不登校とは、多様な要因・背景により、結果として不登校状態になっているということであり、その行為を「問題行動」と判断してはいけない。不登校の児童生徒が悪いという根強い偏見を払拭し、「行きたくても行けない」現状に苦しむ児童生徒とその家族に対して、「なぜ行けなくなったのか」といった原因や「どうしたら行けるか」といった方法のみを論ずるだけではなく、学校・家庭・社会が不登校児童生徒に寄り添い共感的理解と受容の姿勢を持つことが、児童生徒の自己肯定感を高めるためにも重要である。】
◇「文部科学省 不登校児童生徒への支援に関する最終報告」より

活動が目指すもの

この会は、不登校はある特定の児童生徒にのみ起こるものでなく、どの児童生徒にも起こり得るものという共通認識のもと、学校が合わない、行けない、行かない児童・生徒たちが地域で安心して過ごすことができる関係性と場づくりを目指しています。

そして、不登校でも、学ぶ権利、知る権利が満たされ、その子がその子らしくいられる場所が近所にあってほしい。子ども自身が自尊感情を持って、安心して過ごせる居場所を家庭以外にも確保していってほしい。それが学校という場でなくてもいいので学ぶ楽しさを実感していけるように、教育委員会や学校、地域社会で連帯して応援していけたらと思っています。

当事者家族はもちろんのこと、支援したい団体や個人と地域、そして願わくば学校や教育委員会とひとつの円で子どもや家庭をサポートする体制を作っていけたらと思っています。

活動の理念

私の子どもが小3から学校へ行くことを拒否しました。知識として学校へ行きたくない子どもを無理に学校へ行かそうとする必要はない、子どもにあるのは学ぶ権利であり、それは必ずしも学校である必要はないということは知っていました。ですので、登校刺激も一切せず、子どもの意志を尊重しました。しかし、学校での学びが遮断されると、次の学びへの梯子が与えられません。適応指導教室への入室を希望しても、「まずは学校へ戻る努力をしてほしい」と入室許可もしばらく降りず、一切の支援がなくなります。たまたま学校以外の多様な学びへの知識があり、それならとホームスクールに移行しましたが、知識がない状態で学校から同じような対応をされる保護者の方は相談機関もなく、大変だろうと思いました。

また、同じように学校へ行っていない子ども同士がネットワークでつながったら、平日の日中に遊んだり、一緒に学んだりできるのに、学校から同じ状況の家庭の情報をもらうことは個人情報の絡みでできません。ほかにも当事者同士でつながりたいと思っている保護者が必ずいるに違いないと思いました。さらに、家庭だけで子どもを抱えるにはマンパワー不足であることも明らかでした。地域の皆さんに助けてもらいながら、みんなで育ち合いができたらと、不登校ネットワークの必要性を感じました。

実際の活動

支援したい人とつなげます

学校へ行かない場合、子どもは家庭で長い時間を過ごすことになります。親が仕事をしていたり、また一緒にいても長い時間1対1で過ごしていると、関係性も煮詰まったり、変化がほしいときもあるでしょう。日中のちょっとした時間に遊んでもらったり、勉強を教えてもらったり、遊びに行く場所があったりしたら、親も子もほっと一息つけることと思います。そんな支援者と不登校家庭とをおつなぎします。支援されたい、子どもと遊びたい、勉強を教えられるよ、遊びに来てもいいよ、一緒にご飯食べようなど、地域で子どもを育てることに関心のある方のご連絡をお待ちしております。

活動の種類

不登校の当事者家庭による「カタルバ」:当事者同士だからこそ分かち合える思いや心配事、悩みなどを話し合う場です。ラインでグループも作っています。クローズの会で、不定期開催です。お問い合わせください。

当事者と支援者とを結ぶ「ツナグバ」:不登校の家庭とその過程や子どもたちを支援したい人たちとの交流の場です。個人同士でもつながっています。年に4回のオープンな集まり、必要に応じた支援や交流などをしています。